二日間鶴居キャンプ場で過しました。特に何事もなく。飛行機は明日の夕方。今日釧路市内に移動して一泊します。もうあと30km程なので、ゆっくり走っても3時間かからないでしょう。
9時出発。ほんの少し走った先に「鶴見台」の看板。ここは鶴居村の名前の通り、丹頂鶴がいるのですが、よくテレビとかで見るのは冬に餌付けしてる姿だよね。渡り鳥なんだから夏はシベリアかどこかに飛んでいっちゃうんだろうなあ…

…あ、いた。
小さくて判りにくいですが、遠くの方の白い塊がみな丹頂鶴です。最初デコイかと思ったけど飛んでいたので本物でしょう。後から調べたら、北海道のタンチョウって大部分が留鳥で、渡りをしないんだそうです。中国にいるタンチョウは時折九州の出水とかに渡ってくるそうですが。

再び坂を上ったり下ったりして最後の坂を下ると、釧路湿原のそばに復元された遺跡がありました。縄文時代から続縄文、擦文時代にかけての複合遺跡なのだとか。6000年ほど前、縄文時代には海水面が上昇し、釧路湿原は海の中だったとか。このあたりは海を見下ろす高台で、漁撈にちょうど良い場所だったのでしょう。3000年前に湿原はほぼ現在の姿になり、淡水魚や水鳥を育む広大な湿地となりました。米作や畑作には向かなくても、狩猟採集民にとっては豊かな土地だったのかもしれません。しかし、わずか3000年の歴史しかなく今も乾燥化が続いているとは、湿原というのは地形の中では極めて壊れやすいものだと思います。

更に進むと、釧路湿原の南側には鉄道の廃線跡と思われる自転車道がありました。釧路市内までこれで一直線だ。

親子連れの馬がいたので記念撮影。子馬は黄色い物体に興味津々。

あ、興味が薄れたみたい。ちょっと淋しい。

んで、遂に釧路駅にゴールイン。自転車でロングツーリングは初めてでしたが、バイクと違ってあまり長い距離を移動できない分、途中の出来事をよく覚えているように思いました。あと峠を上った時の達成感とか。でも僕はやっぱりバイクの方がラクでいいなあ(・∀・)
この日は釧路市内の宿に一泊し、翌日飛行機で東京に帰りましたとさ。終り。
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