先日、九州まで日食を見に行きました。移動手段はバイク。東京から九州新門司港までフェリーで移動し、阿蘇まで行ってから茨城まで自走で帰ってきました。11日間、2376kmの旅でした。10日を越えるツーリングは約5年ぶりです。今まで使った事のない装備で、便利だなあと思うものがいくつかあったのでご紹介したいと思います。まあ、今後このくらいの長旅をする機会はあまり無いと思うのですが…
1. 携帯用バッテリー
携帯電話自体は5年前も持っていて、旅先から更新したりもしていたのですが、その時はバッテリー切れに気をつかった覚えがあります。(あと、携帯にカメラが付いていなかったとか、そもそも誰もこのブログの存在を知らなかったので見る人がいなかったとか、いろいろ問題はありましたが。) 今回友達から外部バッテリーを借りていきました。最も長く充電できなかったのは5日間ですが、その間携帯本体のバッテリーと外部バッテリーだけで間に合いました。本体の電池が切れても充電できるというのは心強かったです。今回は日食というお目当てがあったというのもありますが、旅の途中でブログを更新していくのは、無事にすごしているという連絡にもなって良いかもしれません。ただ逆に、更新できなくなると、ブログ等を何も作っていない時に比べてかえって心配されてしまう気もします。どっちがいいのか。

2. WAON
イオングループの電子マネーです。全国のジャスコやマックスバリューで使えます。ジャスコって全国どこにでもあるんです。そりゃコンビニの方が数は多いですが、夕食用の肉とか野菜はスーパー行かないと売ってないので、夕方になると一度はどこかのスーパーに寄る事になります。そのうちジャスコは多くの場合車で来る事を前提に店を作ってあるので、バイクで行くのに便利。フードコートを併設している事も多いので、真夏の太陽に疲れた時に休息するにも都合が良い。すっかり道の駅みたいな感覚でジャスコを使っております。
んで、WAONの何が便利って、郵便局とかで金をおろす必要が無い事。旅先でお金をおろせる場所を探すのって結構大変です。今はコンビニでおろせる様になっていますが、10年前日本一周した時は郵便局を使っていました。郵便局ならどんな小さな町にもあるから。都市銀行を使っていた人は田舎に行った時にお金をおろせなくて困っていたようです。
それが、オートチャージ付きの電子マネーを使えば、事実上銀行や郵便局に行く必要がありません。実際僕は今回お金をおろす事なく旅を終えました。まあ事前に結構な現金を持っていったというのはもちろんありますが、それでもWAON(とガソリンスタンド用のクレジットカード)が無ければ一度はお金をおろす場所を探す事になったと思います。10日くらいのツーリングではあまり関係ありませんが、一ヶ月や一年の長期ツーリングになると面倒さは結構効いてくるようになると思います。

3. テント(ニッピン ユーコン)
ネットで検索しても全然情報が出てこないマイナーなテントですが、日本で長期バイクツーリングするのであれば、このテントは非常に良くできています。
まず、フライとインナーが別れているので(ゴアテックス等のシングルウォールではないので)雨にものすごく強い。今回のツーリングはずっと雨にたたられ、特に阿蘇ではテントから出られない程の雨が二日間降り続きましたが、テント内に浸水してくる事はありませんでした。以前は同じくニッピンのイグルーというシングルウォールのテントを使っていましたが、こちらは一日雨が続いただけで浸水しました。(イグルーの名誉の為に言っておくと、雨には弱いですがコンパクトな収納サイズに比べて中は非常に広く、風にも強いので上手く使えば(雨の日は屋根のある所に張るとか)これも良いテントです)
次に、インナーの両側に出入口があり、全面メッシュになっているので比較的風が通り涼しい。これは夜寝る時にかなり快適です。ドーム型テントで出入口が一箇所しか無いと中は蒸し風呂状態になってしまうのです。出入口が二つある事によって前室も二つあるため、荷物を置く場所が広いのもバイクツーリングには良い点です。
欠点としては比較的大きくて重い事。登山や自転車ツーリングに持っていこうとは思いませんが、バイクだったら問題にならないです。一年前から使って気に入っているテントですが、今回の雨でまた見直しました。

4. 制汗スプレー
これまでこういう化粧品的なものは全く使った事がなかったのですが、今回使ってみて結構便利な物だと思いました。汗だくでスーパーとかに入る前、一吹きするだけで汗臭さが消えるというのは気分の良いものですね。
…まあ、最近枕からおとうさんの匂いがする様になったからこういうのに敏感になってきたのさ(泣)
5. トラメジーノ
以前一度紹介したホットサンドメーカーです。すっかり日常的に使っていますが、キャンプに持ち出してもやはり便利でした。取っ手が折れてコンパクトになるギミックも、最初は「これ意味あるのかな」とか思っていましたが、これによって普段使っている食料品入れにうまく入る事が判り、やはり必要なギミックなのだと思い直しました。というか、トラメジーノがあればスキレット持ってく必要ないのかも。

新しい装備が増えれば古い装備が減っていくもの。今回の旅で、テントマットとスパッツが寿命を迎えました。マットは穴が空き、スパッツは全く防水性が無くなってしまいました。どちらももう10年以上使っているものなので仕方ないですね。これだけ長い間使うと、道具とはいえ仲間のような気がします。今までありがとう。お疲れさま。
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