帰国なう
先程無事東京の実家に帰着しました。10ヶ月ぶりに湯船につかって一息。やはり日本の風呂はいいね。
明日からは再び無職です。なんかもう慣れてきたような気もしますが、いいかげん次は安定した職に付きたいものだと思っています。これからの僕の人生のテーマは安定です。もう遅いとか言わない。でもまあその前にちょっと一休みしてから…
というわけで今後ともよろしくお願いいたします。
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先程無事東京の実家に帰着しました。10ヶ月ぶりに湯船につかって一息。やはり日本の風呂はいいね。
明日からは再び無職です。なんかもう慣れてきたような気もしますが、いいかげん次は安定した職に付きたいものだと思っています。これからの僕の人生のテーマは安定です。もう遅いとか言わない。でもまあその前にちょっと一休みしてから…
というわけで今後ともよろしくお願いいたします。
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二週間近く続いたフブスグルからの旅の日々も今日でおしまいです。
キャンプ近くの湖。塩湖と真水の湖の二つがあって、こちらは塩湖らしい。
結構遠くからも来るようです。ムルンの塩湖も同じような感じでした。
再び一時間程度で舗装路に出ました。あとは快適な道が続きます。
UBに近くなると丘も増えてきます。草原に雲の影が落ちるのがモンゴルの夏景色。
ありゃ、ウランバートルで馬車を見るのはとてもめずらしいです。最後に面白いものを見た。
そして外周道路(イヘトイロー)を通って宿舎へ無事帰着しました。
東の旅は、四日間ほぼずっと車で移動していました。フブスグルのように一箇所にベースキャンプを作ってのんびる過す方が僕の性には合っているようです。また、今年は特に暑かったようで、影の無い草原では日差しが強くちょっと辛かった。どちらかと言うと西モンゴルやフブスグルの方が良かったかな。でもまあ、広い草原は見れたので良かったです。
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ウンドゥルハーンまではあと60kmちょっと。道も舗装路になるのでもうすぐです。
先程の看板から一時間、ウンドゥルハーンが見えました。戻ってきた、という感じがします。
川の周りは緑が濃くていいなあ。乾燥した東部を旅してきた目に草の色が優しいです。
橋を渡って市街地へ。ケルケン川は結構な水量がありました。これを下っていけばチョイバルサンまで行けるんだよな。カヌーでもあればいいのに…
そして一時間程走ってから南に折れます。あと一日あるので湖のある保養地へ行こうという事になりました。それにしても相変らず変化に乏しい風景…
ダートを走る事一時間。判りにくいですが小さな湖があります。このあたりは保養所のような所で、モンゴル人相手のツーリストキャンプが何軒も並んでいます。
宿を決めるのに手間取りましたが、結局最初に声をかけてきた個人経営の宿で一泊。旅の夜もこれで最後。明日はウランバートルへ帰ります。
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二日目。今日も暑いようです。
僕が泊ったゲルはかなり大きいものでした。フブスグルで泊ったゲルより、多分壁のパーツが一つ多いんじゃないかな。
朝食を食べて弁当を貰って、再び東へ向って走ります。時折羊が道をふさいだり。
まだ午前中なのに、日差しは強く暑いです。多少街路樹があるけれど、あまり涼しくはならない…
しばらくは舗装路でしたが、ついにダートにかわりました。道に迷ったりしつつ進んでいくと何やらゲルが。
ナーダム(夏祭り)の競馬に出る馬の調教をしているのだそうです。暑い中大変だなあ。
ひたすらこのような景色が続きます。日本ではありえない景色ですが、流石に飽きる…
昼食の弁当はホーショール(揚げギョウザ)でした。定番メニュー。日陰が無いので車の陰で食べました。
スフバートル県の州都、バローンオルトにやっと到着。以前日本人の知り合いがここに住んでいましたが、今は日本人はいないのではないかな。
モンゴルの町の常として、中心部には広場があります。ロシア風の都市計画なのではないかと思います。
建国の英雄スフバートル像。ウランバートルのスフバートル広場と同じです。
折角東の果てまで来ましたが、まだ日は高いので今日のうちに戻れるだけ戻っておく事にします。さらばバローンオルト。
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フブスグル湖からウランバートルへ帰ってきた後、一日休んで今度は東モンゴルへ行く事にしました。西モンゴルへは以前行った事がありますが、東の方は僕も初めてです。相変らず公共交通機関は無い為、道中ずっと車をチャーターして移動する事になります。
目的地はスフバートル県の県都バローンオルト。ウランバートルからの距離は600km程度です。途中のウンドゥルハーンまでは舗装道路ですが、そこから先は未舗装だとか。僕は車酔いしやすいので、大変そうだ…
ウランバートル市内で役所をいろいろ廻って昼過ぎに出発。僕は労働ビザで入っているので、帰国の際は出国ビザを取っておかないとモンゴルを出る事ができません。意味判らん。
ウランバートル市街を出ると、ずっとこんな道が続きます。実は今回撮った写真は、ほぼ全てこんな感じでした。東の方はずっと草原が続くので、風景に変化が無いのです…
舗装路を走る事二時間。バガノール市に着きました。市というか、実はここも行政上はウランバートル市の一部分です。
バガノールを過ぎて、道端に一件ぽつんとあった食堂で昼食。交通量はそれなりにあるので、野中の一軒家でもやっていけるのでしょう。
道端にはところどころこのような休憩施設があります。結構しっかりしているのね。日本の高速のSAと違って売店やトイレはありませんが。
さて、UBを出て走る事5時間。本日の目的地ウンドゥルハーンに着きました。
フブスグル同様、客は我々だけ。まだ観光シーズンでは無いんですね。
モンゴル帝国時代に使われたような巨大な弩のレプリカ。本当にこういう物を使っていたのだろうか?
一番大きなゲルは宴会に使われるようで、内部の彫刻はなかなか豪華でした。飾り付けは全体にモンゴル帝国時代の建物をモチーフにしているようです。
ゲルの向こうはひたすらに草原。東部はずっとこんな景色が続くようです。
やっと陽がかげってきました。遮る物の無い草原では直射日光をまともに浴びる為、暑くて仕方ありません。しかも今年は異常に暑いみたい。ずっと自動車の中とは言え、結構辛い毎日でした。
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フブスグル最後の日の朝。
飛行機雲。多分ヨーロッパから日本や中国へ向かう路線でしょう。ウランバートルと同様に、結構飛行機が飛んでいます。
最後に研修の学生達と話しました。少しだけだけど、話ができて嬉しかったな。
来た時と同じ車に乗ってムルンの町へ。少しフブスグル湖を離れるだけで、すぐに乾燥した世界に変わります。
この湖は塩湖。家畜の病気を治すために、遠くからわざわざ来るのだそうです。
鹿石、と呼ばれる遺跡を見に来ました。石柱に鹿の絵を彫り込んであります。一世紀位からあるのだとか。
あとはひたすら走りムルンの飛行場へ。空港には空飛ぶ人の像がありました。
今回はウランバートルへ直行するのではなく、何故かウリャスタイを経由します。飛ぶ距離が二倍位になった。眺めが良いからいいけど。眼下には水気の無い風景が続きます。
ウリャスタイを経由。真っ黒な雲と雷鳴。幸い雨にはあたらず飛行に支障はありませんでした。
ウランバートルに着く手前のあたりで夕暮れ。流石にもうフブスグルに行く事は無いかな…
前回とは違って天気にも恵まれ、良い旅行でした。しかし六月中旬でもまだまだ湖面が凍っているとは、驚きでした。
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いつのまにか一週間が過ぎ、明日はウランバートルへ戻ります。早いものだ。
さて、今日はエンジン付きの船に乗って湖に出ます。乗るのはこれ。十数人乗れるようですが今回の客は我々だけ。
青く透明な湖。色は沖縄の海にも似ています。こちらは断然冷たいですが。
出発。流石に動力付き。すごい速度で進みます。本当はフブスグル湖でカヌーに乗りたかったけど、このキャンプ場には無いみたいだし危ないから載せたく無いみたいですね。
船着場を出てすぐの小島。こうして見ると本当に沖縄の海のような色。
もう戻ってきてしまいました。先程の島に人が渡っています。何してるんだろう?
沖縄っぽいのは砂が白いせいもあるかもしれません。しかしまあ、風が無くて波が荒れていなくて良かった。
船着場に戻ってきました。一時間弱。もう少し乗っていたかったな。
遠くに見える岬の向こう側まで行ってきました。半島の上には別のツーリストキャンプがあります。
こちらはモンゴルで一番大きな船、スフバートル号。観光客を乗せた遊覧船ですね。スピーカーで流れるカラオケがうるさい… 昭和の日本の観光地、という感じです。残念。
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昨日は山登りしてちょっと疲れました。今日はのんびりと馬の背に揺られる事にします…乗馬も疲れるんだけどね。
今回も昼食を食べた後にゆっくりスタート。陽が長いので助かります。近くに住む遊牧民にガイドしてもらって「ノゴイン モド(蛇の木)」という所まで来ました。
右にあるネジネジの木が蛇の木。確かにヘビっぽいかも。左側の青い布はハタグ。寺院やオボーなど、聖なる場所に巻いておくものです。この蛇の木は信仰の対象になっているのだとか。
そういえば蛇の木の樹皮にはマッチがたくさん差し込んでありました。願い事をする時に刺してくらしいんだけど、危なくないのかね。
再び馬の背に。ハトガルの街中を抜け、フブスグル湖から流れ出る川沿いにやってきました。やはりモンゴルの他の地方に比べると草の密度が高い。半分湿地みたいになっていて水気があるからでしょうか。
フブスグル湖畔はあの山の向こう。馬に乗ったまま山を越えていきます。
町外れにはヤクの親子が。牛ではなくヤクなのが北を感じさせます。
ハトガルの町を見下ろす、眺めの良い場所です。オボーはこういう場所に作られる事が多いのでしょうね。
山を降り、林の中を抜けていきます。馬は通れても上に乗っている人間は時々木の枝にぶつかりそうになる…
車は通れない道を抜けて湖岸に出ました。ここにもツーリストキャンプが。
…BMWのGSが! 多分ヨーロッパからユーラシアを越えてきたのだろうなあ。日本にいるとバイクで国境を越えるのは無理ですが、ヨーロッパではパスポートチェックも無く簡単に国際ツーリングができるようです。とは言えモンゴルまで来るにはカルネやビザも必要ですし、大変でしょうなあ。僕はと言えば、昔は世界一周ツーリングとか思ったものですが、最近はそこまでの気合は無くなってしまいました。
最後にもう一度林を抜け、キャンプ場に帰着。全身筋肉痛になりましたとさ。
明日は船に乗りますよ。
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今日はキャンプの裏山に登ります。ここからだと高さ200m位?まあすぐ登れると思うので、昼食を食べてからゆっくりと。
これの右上の山です。最初はキャンプの裏側の林を通っていきます。
林の中。これだけ深い森はモンゴル北部独特のものでしょう。どちらかというともうシベリアのタイガなのだと思います。
全景。というか、ここから見えるのはフブスグル湖の南端一割もありませんが。南北100km以上ある大きな湖です。
「ところで、ここで蟻に刺されたそうですが、大丈夫ですか?」
痛かったです。最初蜂かと思った。
蟻に刺されて負傷したので下山します。結局そんなに腫れる事はありませんでした。薬草を貼ってもらったからかな。あと、ガイドのBさんが「登る途中で帽子を落したみたい」と言っていたのですが、帰り道で登りと同じ場所に戻って回収していました。特に道があるわけではなく僕の目には一面同じ林に見えるのに、どうやって戻ったんだろう。
無事キャンプ到着。なんか小屋から煙が上っていますが、どうやら研修で来ている学生がお湯を沸かすのに火をおこそうとして、火口の木の皮を入れすぎて煙モクモクになっちゃったんだそうです。二人の女の子は外に座って煙がおさまるのを待っていました。都会出身だとこういう事になるのだろうか。ドジっ子萌え~(*´д`*)ハァハァ
さて、陽も落ちて暗くなりました。夜の間だけ自家発電で電気がつくのでゲルからは光が漏れてきます。
夜のゲルの中。暖かそうなオレンジ色の光ですが、ストーブ付けないと寒いです。
今回はGRというデジカメを持ってきています。マニュアル撮影ができるので、たわむれに北の空を長時間露光で撮ってみるとこんな事に。地平近くが明るいのは最初街明かりかと思ったのですが、このあたりに町はありません。ハタと気がついたのですが、ここは北緯50度、季節は夏至。白夜とまではいかなくとも、太陽は地平線のすぐ下にあって、一晩中明るく空を照しているのです。日本では見られない景色に、すごい所に来たもんだと思ったのでした。
東の空にカメラを向けると、こんどはいわゆる天体写真っぽく撮れました。こんな事が簡単にできるGRはやっぱり凄い。
撮影システムを大公開。
…オレンジ色の椅子の上に、おもちゃみたいな三脚を付けて乗っているのがGRです。もちろん望遠鏡を使った星の写真を撮る事などできませんが、こんな小さいカメラで、思い付きで上のような写真を撮れるのですから面白いものです。満足。
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三日目、おはようございます。
湖面に氷がありますね。風向き次第で北の方から流れてくるようです。
風も無いし、氷の為に波が無いので湖面は鏡のように風景を写し出します。
ウユニ塩湖みたいですなあ。ちょっと言いすぎ?
水鳥には氷は冷たかろう…彼等の一部は多分冬の間は越冬の為に日本にいるんだろうなあ。こちらでは日本と渡りが逆になります。
さて、今日は車で北に向います。以前滞在したキャンプのあたりまで行ってみようかと。
まずは湖沿いの道を通ってハトガルの町まで戻ります。道と言ってもこのデコボコ具合。
ハトガル中心部。よろず屋が並んでいます。人口は町全体で1000人弱ではないかとの事。社会主義時代は大きな工場があって人も多かったそうですが、資本主義化してどれもつぶれてしまい、人々は仕事を求めて外に出ていったのだとか。
マニ車。チベット仏教で使う仏具で中に経典が収められており、一度回すと経典を全部読んだだけの功徳を積んだ事になります。モンゴル人の多くはチベット仏教ですが、街中に置いてあるのは珍しいかな。
給油して北へ向います。4年前は雨が降ると寸断される大変な道でしたが、最近改良されたのだとか。快適。
峠を下って湖に近付いてみると、やはり一面の氷。6月ではまだ早かったか。
ヤクが放牧されています。流石、寒い所に強い動物。ウルギーにもいましたな。
この辺りは完全に凍りついているわけではなく、流氷の様に小さな氷が集まっているようです。しかしここはフブスグル湖のほぼ南端。ロシア国境に近い北の端では、まだまだ厚い氷が張っている事でしょう。冬は厚さが数mに達し湖面の上を車が走るだけの事はあります。
このあたりの一部の湖岸は、白い石が重なりあっています。美しいけれど、なんだか死後の世界のような風景。
近寄るとこんな事に。水面の実力とはこういう事か。実は湖底の小石も透けて見えています。
さて、4年前に滞在したトイログトキャンプ場までやってきました。一番古くからあるキャンプ場らしく、設備も整った大きなスーリストキャンプです。
ここの特徴はトイログト湖という小さな池のほとりにある事。左が本体のフブスグル湖、右奥がトイログト湖です。
トイログト湖は直径1kmくらいの小さな内海で安全な為、このキャンプ場ではカヌーに乗る事が出来ます。他のキャンプ場にはあまり置いていない設備です。フブスグル湖でカヌー乗ると危いもんね。
というか、今は降り向けばこの景色。結氷していてカヌーどころでは無いのですが。
小さな水溜りは風が無ければ鏡のように風景を写し出します。このあたりは遠くに山並みが見えるので景色もまた格別。
湖の側は一面真っ白な氷の風景ですが、切り株からは緑の芽が出ていました。短い夏の間に大きくなろうとしているのでしょうか…というか写真が白黒なので判らないですか。
湖の氷を拾ってみました。透明感抜群。冷たくて手で持っていられません。
前回来た時に思ったけど、ここは結構食事もいいし設備も整っています。ゆっくりと滞在する欧米人向けなのかな。テントを一つ借りて持ってきた弁当を食べました。結局今日はここまで。
ベースキャンプに帰着。道が良くなったためか、帰りは一時間程度で着いてしまいました。前回は雨で道が通れなくなったのに比べれば雲泥の差ですな。フブスグル湖はモンゴルにとって貴重な観光資源。荒らさないように開発していって欲しいものです。
遠出はこれでおしまい。明日はキャンプの裏山に登ります。
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フブスグル二日目の朝。前日はウランバートルからの移動だけで終りました。流石に広い国だ。
おはようございます。キャンプ場はフブスグル湖の南端、ハトガルの町から5kmに位置しています。周りには沢山のキャンプ場。どれも湖に面しています。
宿泊用のゲルは十数戸。多くもなく少なくもなく、中くらいの規模のツーリストキャンプだと思います。ただ、我々の滞在中は他に客がなく、ゆっくりと一人一つのゲルを使えました。
中に入るとこんな感じ。床に木の板を敷いてあるのは外国人向けのツーリストゲルだからです。真ん中にはストーブ。6月中旬とは言えロシア国境のこのあたりは寒く、夜はストーブを焚かないと寒くて眠れませんでした。暗くなったら自家発電で明かりもつきます。快適。
湖畔では馬や牛が放牧されていました。湖面がキラキラと輝いていますが、実は場所によってはまだ氷が張っています。その話はおいおい。
敷地内は一面の草原。シベリアに近く水気が多いからか、モンゴルの普通の草原に比べて草の量が多いです。
ちょうど花の咲き始めるシーズンでした。何という花なのかは判りませんが…
しかも、モンゴル語では薬草以外の約に立たない花は全部「花」なんだそうで。
この日は天気は良かったのですが結構風が強く、馬でトレッキングする人など見つつどこも行かずに一日キャンプ場で過しました。
さて、湖の北の方は実はまだ氷が張っているらしく、流氷が流れてきました。6月だというのに寒いです。
もうじき夕暮れ。緯度が高いと太陽が低く、光の具合が面白いですね。
明日は北の方に行ってみます。
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母親がモンゴルに来ました。ガイドの人と三人でロシア国境のフブスグル湖へ。以前訪れた事があり今回は二回目。前回より一月程早いので、まだ寒いかもしれないとの事です。
チンギスハーン空港から飛行機でフブスグル県の県都ムルンへ。そこから車でフブスグル湖のキャンプ場へ向います。しかし首都の空港まで来るのに車をチャーターしないといけないというのはなんとかならんもんか。
新しい航空会社のeznisで行きます。プロペラ機は低空をゆっくり飛ぶので眺めが良くていいですな。ネパールで乗ったプロペラ機は怖かったけど…
眼下はゆるやかに起伏する草原。ちなみに私は若干高所恐怖症ですが、よく忘れて観覧車に乗って下を見られなくなったりします。
ここから車で5時間ほどかけてフブスグル湖へ。今回はずっとこの車です。ロシア製で構造が単純なので整備しやすく、地方ではよく使われています。何十年前の設計なのだろうか。日本の車の思想とは対極なのでしょうが、こちらの実情に合った良い車だと思います。
町を外れれば当然未舗装の道が続いているわけです。砂ぼこりを巻き上げながら走る…
草原の中に一条の砂煙。僕達も外から見ればこんな感じでしょうか。
フブスグル湖から川が流れ出すあたりまで来ました。この向こう側にフブスグル観光の入口、ハトガルの町があります。ちなみにブレーキが故障して修理中。
日が長い北国の夏とは言え、暗くなってきました。結局夜10時頃にキャンプ場に到着。一週間程滞在します。
そういえばこの日の夜10時頃、小惑星イトカワから帰ってきた宇宙機はやぶさが地球の大気圏に突入したのでした。ご苦労さま。小惑星のサンプルが入っているといいね。
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実は昨年9月にモンゴルに来てから、一度もウランバートル市の外に出ていません。公共交通機関が貧弱なモンゴルでは旅行に出かけるのがかなり億劫なのです。しかし授業も全て終り、あと一月弱で帰国という事もあって、最後に一人で少し遠出をしてみようかな、と思いました。行き先は中国国境の街ザミンウド。以前一度友達と行った事があります。特に何か見所があるわけでもありませんが、寝台列車で一晩と丁度良い距離にあるもので。まあ、寝台列車に乗りたいだけという気もします。
ウランバートル駅。家から徒歩で一時間位。バスでも来れますが最近は道路渋滞がヒドいので歩く方が時間は正確かも。
座席は全部で三等級あって、一番高い寝台車は四人一部屋の二段ベッドです。これは上の段。往復6万トゥグルグは結構な値段だけど、中国へ買い出しに行く人達で行きも帰りも混んでいて満席でした。同室になった人達は皆、中国側の国境の街エレンホトか北京で買い物してくるそうです。んでモンゴル国内で売る。未だに担ぎ屋の需要は多いようです。
世界の車窓から。モンゴル高原編。ずーっと地平線が続きます。前も書いたけど、最初は感動するけど飽きる。南下する程に景色は茶色くなっていきます。
15時間の汽車の旅を終えてザミンウド駅着。ほとんどの乗客は国境を越えるバスに乗り換えて中国を目指しますが、僕はここで夕方のウランバートルに帰る列車を待ちます。
ホームがえらく低くて乗降に時間がかかる。こちらでは鉄道は日常的に乗るものではないのです。ウランバートル-ザミンウド間は一日一便しかありません。
給水塔。これ四年前にもあったなあ。砂漠の中のこの街では重要なのかな。
ザミンウドの街中から中国まではとても立派な道路ができています。恐らく中国が国力を見せつける為に作ったのではないかと。
すぐに舗装は途切れ荒野へと続く道が一本。ウランバートルへは600km程。東京~岡山位かな。
街を抜けるとあとはひたすらに砂漠です。でも、四年前に来た時よりも緑が多い。あの時は3月末だったから、まだ草も生えていなかったのでしょう。けっこう 印象が違います。
地平線を見ながらビール飲んで本読んでぼんやり。至福の時間ですがそろそろ日差しが照り付けて頭痛くなっていましたよ。街へ帰ります。
途中に馬がいました。そういえば近くで見たのは今回の滞在で初めてかも。ウランバートル市内には馬や牛はいません。
中国が近いせいか看板に漢字が。でも昼食に中華料理食べようとしたら、中華の食堂はありませんでした。まあ10kmも行けば中国側の街のエレンホトに行けるわけで、わざわざこの街で中華料理を食べる人はいないか。
暑くて日差しが強くて疲れたので、もう出歩かずに駅の日陰で休みます。向こうに見えるのが機関車。結構頻繁に行き来しています。主に貨物列車を動かしているみたい。
こちら側は中国へ。地平線の彼方にエレンホトの街が見えます。地図で見ると断然エレンホトの方が大きな街ですが、僕はビザの関係で中国へ出る事はできません。
…パスポートチェックが無いから出られる、という説もあるのだけど、万が一モンゴルに再入国できなくなるとエライ事になるので自粛。
さて、する事も無いしあっさりと帰ります。もう帰りの汽車。途中の駅はこんなです。小さい。でもホームがあるだけマシかもしれない。
ウランバートルに近づくにつれて、緑が増えてきます。やはり南は砂漠なのか。
一夜明けてまもなくウランバートル。二月に行ったスキー場が見えました。夏の間は何してるんだろう。
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